今回は部屋を仕切る壁を作ります。
いろいろ方法はありそうですが、特殊な道具や資材を使わずに簡単に壁を作る方法で。
DIYで壁を作る方法を調べると天井と床を2×4材等で突っ張って柱を立てる「ディアウォール」や「ラブリコ」がおすすめのようですが、2×4材を上下で突っ張るディアウォールとラブリコは壁際以外で使うのは、横からの力に弱そうで不安になります。子供がタックルしても(させませんが)大丈夫な強度を得られるか、、不安なので、重めの収納家具で挟み込む方法をとります。
IKEAの棚、KALLAXを使う
まず、壁を立てるためのベース部分ですが、ついでに棚も作りたかったので、IKEAの棚といえばこれ、ベストセラーシェルフユニット、KALLAX カラックス(幅147㎝)の8コ窓タイプを2つ購入。横にして、並べて床に打ち込みました。
今回は店舗なので床や壁に打ち込んで固定していますが、カラックスをあと2つ購入して反対側にも並べれば床に打ち込む必要もなさそうなのが、IKEA家具の重さ(利点)です。
KALLAXを床に固定して、そこに板を貼って幅約300㎝の壁を作っていきます。奥行き3m80㎝の部屋なので、キッチンスペースとバックヤードの出入り口として、80㎝はオープンにしておきます。
コーナークランプの回に作ったサッシ半分の高さの壁を設置して、ドッキング
OSB合板の壁をつくる
ベースができてしまえばあとは、バックヤード側から壁を立てていくだけです。キッチンDIYではキッチンカウンターにも使用したOSB合板4枚を横に使って、高さ182㎝(91㎝×2枚)幅294㎝の壁を作ります。
近所のビバホームで1820㎜×910㎜×9㎜厚を4枚購入、そのうち2枚を1カット50円の加工サービスで112㎝に切ってもらいました。
キッチンスペース側はきれいに仕上げ、バックヤード側は表から打ち込むビスを受ける枠を赤松垂木で作って固定していきます。
裏側にもOSB合板を張ればさらにきれいに仕上がるのですが、あくまで裏側なので、今回はこのままでいきます。
一見、不安定そうな壁に見えますが、壁前に棚を設置しているので、壁にタックルしたり、寄りかかったりできない仕様であることと、バックヤード側にも備品整理の棚を設置すことで、挟み込むように固定できるので問題ありません。
裏側もOSB合板、カラックスと表側と同じ仕様にすれば、子供部屋を2つに仕切るのに最適なのではと思います。本や教科書、ランドセル等、収納力大幅アップです。
収納すればするほど、強い壁になっていきます。
OSB合板はしっかりサンドペーパーをかけて
OSB合板は細かい木材片を接着剤で固めてあるものなので、部分部分によっては、かなりザラザラというより、チクチクします。
スベスベになるまで、しっかりサンドペーパーを全体にかけます。電動のサンダーがあるとかなり楽、5,000円もだせばそこそこのものが買えます。しかし、かなり木の粉が舞い散るので家の中で使うのは要注意、手でかけるのをおすすめします。
サンドペーパーを手でかけているときに木材のトゲが刺さることがある(かなりの確率で刺さります)ので、特に、OSB合板はめちゃめちゃ刺さってくるので、ダイソーで売っている黒いゴムのやつでもいいのですが、1,000円くらいのハンドサンダーを使うと楽で安全です。
仕切った壁の向こうは秘密基地だ
キッチンが形になってきたところで、レンタルキッチンスペースと本業のデザイン制作スペース兼バックヤードを
仕切るための壁をつくりました。床をはった際に1人の作業場所としては適度に狭くて落ち着く空間を作るため幅130cmの土間部分を残したのは、そのためです。
木の枠に穴をあけてS字フックをさしていくと収納力もアップで、帽子やらヘッドホンやら掛けておくのに便利。ドアを開けるとバックヤードはこんな感じで、秘密基地感のある心地よい空間になっています。
今現在はここからかなり進化していますが、また次の機会にご紹介します。
これで、キッチンを貸し出しした際にSTAFF ONLY「箱の人」がいる場所ができました。
今回使用したIKEAのKALLAXですが、1つ10,000円くらいなので、2つで20,000円。
IKEAの家具は良くも悪くも重量感が同様価格のニトリの家具とは段違いなので、しっかり固定の備え付け家具としてはおすすめだと思います。