キッチンスタジオって何ができるのか。
料理や食材の写真や動画を美しく、美味しそうに撮りたいと思っていると思います。お店にたくさんお客さんが来てくれるように、SNSで話題になるように。
お店には厨房も座席もあるのに、きれいな写真や動画を撮るために
キッチンスタジオで商品撮影をしています。
撮りたい写真や動画が明確であれば、それを実現する設備と環境が必要になります。この記事では実際の撮影風景をご紹介しつつキッチンスタジオの使い方を解説します。
今回ご紹介するのは「SHOGUN BURGER」さんのプロモーションムービー撮影


TVでも紹介されている富山県発のグルメ系ハンバーガーで、新宿、秋葉原、広尾、町田等、東京都内にも複数店舗を展開されている「SHOGUN BURGER」さん、たまらないハンバーグを焼く匂い、めちゃめちゃ美味そうなこのハンバーガー。

ブラックバックにブラックのアクリル板、ハンバーガーに向かってスライダーで寄っていきます。手動のスライダーは滑らかに動かすのは結構難しいです。カクカクしちゃうと後の編集が大変なので、ベストな挙動で撮れるまで繰り返してました。

これは、何をやっているところでしょうか?食材が宙を舞う映像、見たことありませんか?
アナログな仕組みですが、プロットができていて、しっかり共有されていればこそなのです。

何やら串刺しの食材。これがどんな絵になるかは、ぜひ実際の「SHOGUN BURGER」さんのプロモーションムービーを見て、確かめてみてください。
うぅーん、美味そう。ハンバーガー食べたくなりますね。
何が大事か、照明が大事
撮影で最も大事な要素として、光をどう使えるかがあります。

自然光や外部からの光をできる限りシャットアウトして、照明器具で狙った光をつくることができる環境を整える必要があります。
自然光を使っての撮影を考えていれば問題ありませんが、そうでない場合はカメラマンを悩ませることになります。
繁華街にあるお店ではどうしても街路灯や車のヘッドライトが差し込んだり、そもそも設備の関係上暗転できないこともあります。
撮影できる時間が日中なのか、夜中なのか、遮光できるのか、自然光ではない狙った光があるのか。
そこを調整できるのが、スタジオの良さです。
出来立て料理のしずる感
時間が経てば、料理はまずくなる。写真や動画もそれをとらえます。

時間が経った料理を美味しく撮影するのは、なかなか大変な作業です。一生懸命サラダ油を塗ってみたり、霧吹きで湿らしてみたり。
美味しく、美しく見せたければ、出来立ての料理にさらに見栄えをよくするために油や霧吹きが必要で、まずそうな見た目になったものを復活させるのは無駄な作業です。
キッチンスタジオの良さは、作ってその場で撮る。その繰り返しにあります。うちのキッチンスタジオは
2mx3mのキッチンカウンター付きのキッチンスペースと
2.5mx2.5mの撮影スペースが確保されています。
料理する人&撮る人のコンビが手際よく撮影を進めるコツです。
何を撮るか、必ず先に考えておく
事前の打ち合わせができなかったり、現場で初めて撮影対象を知るなんてことも場合によっては、あります。
特に動画を撮る場合は何をどのように撮るか決まっていれば、無駄に長い撮影時間や後から絵が足りない。。などを防ぐことができます。
予算と時間のある撮影であれば、必ずプロットを作っておけば、食材の準備が万全か、当日の進行はスタジオの予約時間に収まるか、撮り忘れを防止できるか、の心配がなくなります。
プロットとは大まかな筋書として、必要なカットのイメージをまとめておくもので、プロットをもとに打ち合わせをして、ブラッシュアップしていくと、万全の撮影に臨めると思います。
モノカムキッチン&ブックスのご紹介
横浜市青葉区にあるモノカムキッチン&ブックスは制作会社のプライベートスタジオですが、ご要望があれば撮影スタジオとして、お貸ししています。
スタジオ使用料金
調理用具などの備品も、かゆいところに手が届くと皆さん喜んでいただいております。
撮影用具と食材をもっていらしてください。
2mx3mのキッチンスペースと2.5mx2.5mの撮影スペース、そして、もれなくわたしがアシスタントいたします。アシスタント費用もばかになりませんから、お得ですよ。
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